ブログは木を書くのに適した枠組みか。

ブログも使い方次第で木を書ける [明日は明日の風が吹く]
ブログというシステム上で、ある程度脈絡のある話を展開して、読み手にひと続きだと納得させながら読ませることが可能かというならそれは可能だし、むしろブログは木を描くのに向いている枠組みではないだろうか。

ブログというのは時系列順(昇順、降順は選べるとして)に記事が並び、カテゴリやタグで分類できるシステムだから実は木を描くのには向いている。より正確に言うならば、木を描くと言うよりも読み手に「これは木だ」と認識させるのに向いている。それに対してwikiは記事(ページ)を行ったりきたり互いに行うことで相補的に機能するような、それこそWikipediaとかゲーム攻略サイトなんかを作るのに向いている。

ここまでの話は、木(=一連のストーリー)を育てながら描いていく場合の話。すでに成長した木を描く場合や一方向に成長するわけではない場合、つまりできあがりが予測できない場合やツギハギだらけだけどそれがなにかを表現しているような場合だと、サイト自信が木・ストーリーを表現することになる。このような場合、ブログが最も適した枠組みだとは言いにくい。これはブログの時系列性が全体の見通しを悪くするためだと考ている。ようするに記事の配置を時間が支配するからってこと。

もちろんそれ相応の努力をすれば最適化は可能だけど、ある程度ビジョンがあるならどの枠組みを使うかは先に検討すべきじゃないかと思う。